SLS用樹脂材料の取り扱いⅡ(材料の保管方法)
本記事の内容が当てはまる造形方式
- SLS
「SLS用樹脂材料の取り扱いⅠ(粉末樹脂材料補充時のひと工夫)」に続き、SLS用樹脂材料の取り扱い時の工夫についてをご紹介します。第2回目は、材料の保管方法です。
- SLSの樹脂材料は湿度に敏感
材料の種類にもよりますが、樹脂の材料は湿度の影響を受けやすいです。湿度の高い部屋で材料を直接空気に触れさせる(放置する)と、どんどん水分を吸ってしまい粉の流動性が悪くなり、造形時に影響が出てしまいます。
- 最適な材料の保管方法とは
材料保管は密閉できるバケツに入れて、温湿度管理できる部屋での保管をお勧めします。 また材料は必要な時に必要な分だけ用意して、できるだけ外気に長時間触れさせないように作業を行ってください。乾燥剤は水分を吸収してくれるので材料の中に入れておくのもお勧めです。ただし、乾燥剤を入れたことを忘れて一緒にしないように注意が必要です。
(中川 幸喜)