技術者が語る 3Dプリンターのいろは

3Dプリンター出力用の3Dデータに関するエラー

本記事の内容が当てはまる造形方式

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3Dプリンター出力用の3Dデータにエラーがあると造形できない

3Dプリンターで造形する際、出力用の3Dデータにエラーがあると造形が出来ない、出来ても造形失敗の可能性が高くなるため、3Dデータのエラーを修正し、エラーの無いデータにする必要があります。
しかし特にCG系や建築系CADなどの3Dソフトウェアで3Dプリンター出力用のデータを作成する場合、3DCGソフトではCGを作ることが目的のソフトの為、面がつながっていなくてもデータが作れてしまい、エラーが発生することが多くあります。
例として下記画像のように一見問題無さそうなデータでも、チェックをかけると多数エラーが出ていることがわかります。

3d_pic1.jpg

3Dデータのエラー①-形状のエラー

3Dプリンター出力用の3Dデータはソリッドモデル(モデルの面が全て繋がった一体型)である必要があります。
形状のエラーの種類としては下記画像の通りです。

3d_pic2.jpg

3Dデータのエラー②-寸法のエラー

3Dデータのエラーには形状以外にサイズのエラーがあります。
STLに変換してサイズを確認するとそのソフトで作成したサイズと違うということがあります。
以下画像のように、それぞれソフト上で10と設定されている数値が10mなのか10cmなのかはそれぞれソフトによって異なります。
特に3DCGソフトウェアの場合、ほとんどのソフトのデフォルト単位がメートルになっています。しかし3Dプリンターで使うデータの場合、単位は全てミリメートルとなりますので、3Dデータ作成時はお使いのソフトの単位を確認して下さい。

3d_pic3.jpg

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