2016年10月04日
所長の眼
所長
神津 多可思
先般、オーストラリア国立大学クロフォードスクールに招かれ、日本のマイルドだが長引くデフレについて学生に話をして来ました。残念ですが、反面教師として日本の経験に関心があるようです。オーストラリア政府には、日本でいうと首相官邸と内閣府を一緒にしたような役所があり、そこのエコノミストとも議論をする機会がありました。一次産品価格の低迷や中国経済の減速する中で、オーストラリア経済の新しいバランスをどう実現していくのか、色々と悩んでいるようでした。南半球のオーストラリアはちょうど春を迎え、人工都市キャンベラの美しい公園では、フラワー・フェスティバルも始まっていました。
(左)オーストラリア国立大学 (右)キャンベラの公園
オーストラリアの実質GDP成長率 (四半期)
(撮影)筆者
神津 多可思