2016年11月17日
社会・生活
企画室
竹内 典子
冬が近づくと、街がキラキラと輝きだすー。オフィス近くの東京・丸の内仲通りも約1.2kmにわたり、街路樹が103万球ものLEDで装飾され、シャンパンゴールド色で染め上げられる。丸の内イルミネーション実行委員会によると、太陽光や風力などの自然エネルギーを源にしたグリーン電力を使用しており、環境を大切にした地球に優しいイルミネーションだという。
そんな丸の内仲通りを取材しながら歩くと、仲良く手をつなぐカップルだけでなく、実に色々な人が来ていることに気づく。「うわー、きれい!都会は違うわね」というにぎやかな声がした。聞いてみると、岐阜から東京見物にきたという60代の女性グループ。その傍らでは、若い女性二人が一眼レフカメラを構え、真剣な表情でシャッターを切り続ける。写真を始めたばかりで、今日は夜景を狙いに来たそうだ。
周囲のビルではツリーやリースが飾られ、もうクリスマスの準備ができている。プレゼントにしたくなるダッフルコートや香水、ガラス食器などをウィンドーショッピングしながら歩いていると、東京駅の一つ先の有楽町駅が見えてきた。たった20分の小旅行。今まで何度も「健康のため」と始めては挫折していた「一駅歩き」が、この冬は続けられるかも。イルミネーションには想定外の魔力がある。
東京・丸の内仲通りの様子
【参考】 丸の内イルミネーション2016 (http://www.marunouchi.com/event/detail/2653)
開催期間:2016年11月10日~2017年2月19日
点灯時間(予定):17:30~23:00
※12月1日~28日は 17:30~24:00
(写真)小笹 泰
竹内 典子