2016年12月28日
社会・生活
企画室長
小長 高明
リコー経済社会研究所は東京駅・丸の内北口にある。普段、私は一番北側の階段を使い出勤するが、先日は人の流れに逆らえず、真ん中の階段を降りることになった。降りきったところで、バッタリお逢いすることが出来たのは、私が約10年前に出向していた会社のプロジェクトで知り合った社長だ。とっさに声をかけた時には不可思議な顔をされていたけれども、名刺を出して挨拶したところ思い出してくれたのか、急に笑顔になった(私は少々太った以外変わっていないはずなのだが・・・)。
ところで、東京駅では1日40万人もの人々が行き交うらしい。今回、私は普段と違った行動をとっただけ、いやとらざるを得なかったことで、この社長にお逢いすることが出来たのは奇跡というか、ご縁があったからだろう。「袖振り合うも他生の縁」というが、社長とはもしかしたら昔から縁があったのではないかと思わざるを得ない。
私は自分の人生において、何人の人と巡り合ってきたのだろうか?何人とご縁が出来てここまで来たのだろうか?いずれも何人かは分からないが、待っていても縁ができないことは確かだ。自分の意思と違っても縁を大事にしていれば、偶然でも縁は繋がっていくのではないかと思う。
リコー経済社会研究所では、研究成果やメンバーが感じた身近な話題を広く発信している。このような取り組みは、読者の方々とのご縁を繋ぎ、さらに新たにご縁を生むことが出来れば最高なのだ。 今年1年お世話になった方々に深く御礼を申し上げるとともに、これから出逢う皆様には、良きご縁が生まれることを祈念して、今年を締めくくりたいと思います。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。
リコー経済社会研究所の玄関
小長 高明