- #コスト低減 #納期短縮 #カラー/透明
プロファイル
企業 | 機械部品製造メーカー |
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部門 | 工場生産企画・管理部門 |
活用状況 | 試作メインで活用。治具の製作にも取り組みはじめたばかり。 |
事例概要
- セル生産を行っている多品種少量生産のラインでは、工程により利用する工具が異なります。
- 似ている形状やサイズでも適合しない工具で無理やり作業すると不良の原因となりかねないためヒヤリハット予防策を検討されていました。
- 治具を配膳するトレイの色を変えることで解決する事とし、3Dプリンターで直接造形した事例です。
従来はどんな課題があったのですか︖
多品種少量生産の現場
多品種少量生産に対応する為、セル生産に取り組んでいます。毎回異なる製品の組み立てを行うため、事前に工具類の段取りを行ってトレイに配膳しておくのですが、トレイはすべて同じ色、同じ形状なため、取り違えが起こってしまう場合もありました。
適正な工具ではなく多少サイズが異なる場合でも無理やり作業してしまう例もあり、ヒヤリハット要因となっていました。
3Dプリンターでどのように課題を解決されましたか︖
工程によりトレイ色を違う色に
工程により、工具や部品を配膳するトレイの色を分けることにしました。塗装を行うことも検討しましたが、塗装の場合、工具や部品が塗装とこすれて色移りする懸念もあるため、3Dプリンターによる造形が好ましいという判断になりました。
設計部に作業協力を依頼するとすぐにモデルをおこしてもらえた為、すぐに造形し導入しました。通販で購入するよりも早く安く手に入ったという事です。
3Dプリンター導⼊後の効果はいかがですか︖
今回の治具調達の大きな見直しの結果、以下のような結果を得ることができました。
トレイで一定の手ごたえを感じることができたため、今後は色にルールを設け、安全に関わる箇所はオレンジのカバーを付けるなどの形で目で見てわかる対策を講じていくことも検討しています。
RESULT01
Qualityの改善
- ヒヤリハットを予防
RESULT02
Deliveryの改善
- 通販で購入するのと同等のリードタイム
- 解決した製品/サービスはこちら
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1台のスマートな筐体に1200 dpi の高解像度プリントヘッドをプラス。 きめ細やかな形状もフルカラーで色鮮やかに表現する事が出来ます。
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豊富な保有設備と社内外の造形依頼に対応してきた経験を活かした造形サービスをおこなうリコーの3Dプリンター出力サービス。
造形サービス以外にも、プリプロセス(紙図面からの3DCADデータ起こし、ワークを3Dスキャニングし3Dデータ化するリバースエンジニアリングなど)や研磨などの後加工もワンストップで提供。
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Why RICOH
(リコーだからできる事)
リコーは3Dプリンターをものづくりの現場で20年以上にわたって活用してきました。
製品の試作に始まり治具製造、さらには最終製品製造へと適用範囲を広げております。
2014年以降、自社で蓄積してきたノウハウを活かして
3Dプリンターの販売や3Dプリンター出力サービスを提供しております。
3Dプリンター出力サービスでは、お客様のご要望やご予算に合わせて
最適な造形材料・造形方式・後加工などをご提案しています。
従来の加工方法(切削/射出成型など)とは異なる、
3Dプリントの特性を最大限に活かした造形を丁寧にご支援します。